室町時代に女性がお金の運用

今日は、ガラっと変わる話題ですが、

毎週見ようと心がけているNHKの「歴史秘話ヒストリア」から。

 

今日は応仁の乱が舞台。

応仁の乱とは…

応仁の乱(おうにんのらん)は、室町時代の応仁元年(1467年)に発生し、文明9年(1478年)までの約11年間にわたって継続した内乱。 室町幕府管領家の畠山氏、斯波氏の家督争いから、細川勝元山名宗全の勢力争いに発展し、室町幕府8代将軍足利義政の継嗣争いも加わって、ほぼ全国に争いが拡大した。

応仁の乱 - Wikipedia

 

この戦の元凶とされていたのが、日本三大悪女とされていた日野富子

8代将軍足利義政の妻。そう言われていたが、最新の研究で応仁の乱を起こしたのではなく、収束しようと努めた人物として、今日は描かれていた。

その収束のひとつとして、当時相続の対象外とされていた女性である富子が、地方の大名にお金を貸して利益を得て、活用していたとのこと。

女性は当時、お金がないイメージが強かったけれど、富子のようにお金を運用して財を得ていた人もいると聞いてびっくり。

さらにそのお金を使って、応仁の乱終結させた。

 

応仁の乱の途中で、混乱した世の中で将軍を退いた夫、自分の願いに沿って将軍になった息子には大病で先立たれ、自分の意と反してさらに戦を起こした自分の妹の息子(11代将軍の義植)…それをも戦を収めようと尽力したというから、本当にどんなことが起こっても、この時代をあきらめに与えずパワフルに生き抜いた女性だったんだなと思った。

歴史上に残るのは、男性の名前ばかりかと思いきや、詳しく知ると女性も活躍していたんだなということが分かる。表面を見ると男性ばかりの名前が目立つのに、よく知ると実は女性が動かしていた側面もある…これは面白い!

 

それにしても、「応仁記」に日野富子が悪女して描かれている原因。びっくり…

めっちゃ男の事情で書き換えられてるやんって思った。

歴史、知ると面白い。